Voyaginの外国人向けゴールデン街ツアーに、フィンランド人の友達と参加してきた
こないだ、オスロから元同僚のデザイナーのフィンランド人の女の子 Janne とその友達の二人が東京に遊びに来ました。
お互いの都合を突き合わせると、会える日は月曜日だけ。でも、すでに二人はその日にVoyaginでオーダーした日本人ガイドが案内するゴールデン街ツアーを予定していたので、わたしもツアーにちゃっかり紛れ込ませていただくことにしました。
私にとって新宿は西も東も歌舞伎町もゴールデン街も三丁目も大学生時代から通い慣れた場所。外国人向けガイドと一緒に回ると新しい視点があるかなあ、とワクテカです。
とある月曜日の20時にアルタ前でガイドと待ち合わせるところから、ツアーは始まります。現れた女性のガイドは、この辺に詳しい現地の友達みたいな感じで、気さくに話しながら町を一緒に歩いてくれる感じです。
ツアーのルートはこんな感じ。
- 東から西方面への近道の線路下をくぐって、焼き鳥煙る思い出横丁を通り抜ける。途中ガイドは「ここも戦前からある飲み屋街で、仕事終わりのおっさんがくだを巻いてる」的なうんちくを聞く。
- 西武新宿駅前のパチンコ屋横を通りぬけ、パチンコ屋について説明しつつ歌舞伎町方面へ。
- ロボットレストラン前を通ってゴールデン街へ。「ここはお姉さんがいるお店、ホストクラブ、DVDが見られる小部屋があるお店、あの人は客引き、金曜日の夜はドラッグディーラーがいるの。」
- ゴールデン街にて、「ここはナースバー、ここはゲイバー。この店はぼったくり注意ね!この上のバーはガイドブックに乗ってて、外国人がよくいるんだけど普通なのでスルー。」なんて言いながら、ガイドの案内でしのに入る。
- 狭い店内で、奥に座る常連のおじさんから「ノルウェーから来たの?僕はイタリアはよく行ってるんだよね、イタリアはさあ、あーでこーだから」なんていうのを聞きつつスルーしつつ、しののママに出してもらったかまぼこのキャベツ巻きや、いぶりがっこや、いわし煮あたりを説明しつつつまむ。「スモークドジャパニーズピクルスで、フィッシュケーキで、サーディンだよ」なんて通訳を、私もお客さんも交じりつつ和やかに。1ドリンク1フードくらいで、さくっとお会計。それぞれ割り勘で払う。
- 次のお店は、せっかくゴールデン街に来たならと、わたしが昔良く通ってたシャドウへ連れてく。ここではゆっくり飲みながら、積もった話をたくさんしゃべる。
- シャドウをでて、新宿区役所前のカラオケに30分だけ入る。レディ・ガガとか、バハマ・ママとか、AQUAとか。
- ドン・キホーテ1階で、ストレンジでファニーなコスプレ衣装を見る。
- ほどよい時間になったので新宿駅の改札前でバイバイ。「駅、めっちゃ混んでるね!!(フィンランド人)」「いや、これめっちゃ空いてる方だから(わたし)」
とこんな感じ。
ああ、たしかにこれは東京に友達がいないとできない体験かもね、と思いました。 新宿の面白いところざっくり短時間で安全に確実に回れるルート。 外国から来た友達を案内するときの参考になりました。
ちなみにざっと4時間ほど、2-3人をアテンドで、ガイドに3500円だそう。 そしてガイドは英語の勉強がてら仕事終わりに副業としてやっているらしい。ふむ。
Voyagin でできる体験は、今回のゴールデン街ツアーのように、大手の旅行代理店的なツアーには組み込まれにくいニッチでローカルな物が多いみたい。今度自分が外国に行く時にも、積極的に使ってみたいと思いました。
AirBnBみたく空きスペースをシェアしたり、Voyaginみたく体験を案内したり、個人の持つモノや時間やノウハウを必要な人にもっと気軽に提供できる仲介の仕組みもっと増えるといいなあ。