「企業の論理を、女性たちに押し付けるようなこと」について

四半世紀前の、西武百貨店 堤清二さんの言葉。

「最も喜びに満ちた、ひとりの女性の、
 大切な人生のイベントを‥‥
 仕事が大好きで生産性やら効率やらのことばかり
 考えている西武百貨店のお偉い方々は、
 『ああ役立つ人材が嫁いで行く』というふうに
 見ているんですか?
 ひとりの人間として祝福されるべき結婚式の
 花嫁姿を目にして、人材が嫁ぐと考えているんですか」
語調はだんだん激しくなっていった。
「こんな、企業の論理を、
 女性たちに押し付けるようなことが、
 ぼくらのやりたかったことなんですか!」
From: ほぼ日刊イトイ新聞-ダーリンコラム

一方こちらは、11/28に創刊したばかりの日経DUALの創刊ラインナップにあったコラムより。同サイトは働くママ・パパのための情報サイトだそうです。執筆者は日本経済新聞編集委員の方、そして産休をとった女性社員が日経DUALを立ち上げたとのこと。

女性社員は産休、育休を取るものだと、これからの管理職は認識すべきだ。そしていざ、その日が来たら、わき上がる思いはぐっと飲み込み、笑顔で祝福しよう。 (中略) 回り回って、将来の年金の担い手になってくれるのだ。子供の数が増えるのは、基本いいことなのだから。
From: 管理職が部下に妊娠を告げられた時 | 日経DUAL

女は突然戦力外になる時があって困るけれど、子供は年金の担い手だから社会にとってはいいことだから会社としては我慢しよう、か。

そうですかそうですか。

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