幼児を持って働く親の心の健康のために、納得いく保育園に簡単に預けられることが何よりも重要だ


増田あたりで展開されてる学生やフリーランスパパの育児記事を読んだ。どんな体験でもそれを共有することで、誰かが共感したり、反発したりして考える素地になればいいと思う。と言うことで、わたしも自分のことを少しばかり書いてみる。結論はタイトルの通りだ。

育児、辛かった時も楽だった時も、ある。

辛かった時は、職場復帰直後。職場の新しいポジションやちょっとだけ様変わりしたメンツに慣れる時期と、消去法で選ばざるを得なかった気に入らない環境の保育園に預けることの罪悪感が重なり、毎日泣き暮らす日々だった。仕事脳にちっとも頭が切り替わらなくて、記憶も吹っ飛ぶし、くだらないミスばかりだった。あのころのTwitterのつぶやきを読むと今でも泣けてくる。毎日「メンヘル」ってググってた。

当時の記事を読むと、こんなにも自分をなぐさめ励まさざるをえなかったんだって、いじましい。
職場復帰して最初の二ヶ月が終わった - @kaoritter BLOG

当時の状況を乗り切るために何よりも意識してたことを一つだけいうと,たくさん寝ること。子供と一緒に寝落ちして翌朝起きる。人間はちゃんと食べて活動してたくさん寝てれば生きられる。

振り返ると、あそこでちゃんと自分の努力の及ぶ範囲においては踏ん張れたことを今も誇りに思う。

さて、振り返っていま。おかげで今、とっても楽だーー!

四歳、ほんとに楽だーー!欲求を癇癪にする前に伝えられるし、何をしたら悪いかわかってるし(わかっててやるし)、こまっしゃくれてかわいいし、甘えてくれるし、女子だし、丈夫だし、達者だし。そして、親的には引っ越しまでして選んだ第四希望の園ではあったが、結果として良い保育園でお友達に囲まれて毎日楽しそうだし。

復帰直後の時期も、最初から簡単に希望する保育園に入れていたら、あんなに心がこじれないで済んだかもしれない。保育園は大事だ。親としてこの保育園に預けることは娘にとって当然プラスである、と感じたいのだ。

信頼できる先生と同年齢の子達と異年齢の子達と触れ合い、親だけでは与えてあげられない様々な体験をし、学べる環境であって欲しい。

さらに、保育園や幼稚園を選び、入園することがもっともっと簡単になれば良いと思う。いや、なるべきだ。今すぐ、しろ。

基準があったり、点数を稼いだり、早朝から並んだり、情報収集のために生まれてすぐから児童館でご近所ママ友ネットワーク作りに励んだり、自治体サイト毎日確認したり、オンラインのママコミュ入れるだけ入って調べまくったり、子供に受け答えの芸を仕込んだり、公立認可園には「働かないと生きていけないんです!どうかどうか、お願いします」と下手に出させられたり、お固い私立幼稚園のお受験には「私たちお上品ざます。むすめもこの素晴らしい園にぴったり良い子ちゃんざます」とコスプレさせられたり、役所や園に何度も通わされたりしても、第三希望にすら入れないなんて間違ってる。

ただ、良い保育環境がたくさんあって、確実に入れれば良いのです。それだけなんです。

わたしは政治家や候補者に話すチャンスがあれば、必ずこの話をしてる。どこの党でも、どんな立場の人でもいい。良い保育園を増やし、多くの人が希望する園に入れるようにしてほしいと、直接話して訴えてる。

正直に言うと、当面二人目を産む予定はないわたしたちには、ぶっちゃけ保育園問題はほぼ終わった話だ。(※いまの園の環境が大きく変わらない限り、たぶん来年転園はしない)

でも、まだこの数年のことが煮えくり返っていて許せないので、後陣のためにももうしばらくは言い続けようと思う。

わたしは徒党を組むのがとにかく嫌いなので、一体一でしか言えなくて、効果は微小かもしれないけれど。

雨だれが石をうがつその日まで。

iPhone より

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