三鷹天明反転住宅を、三歳児と一緒に体験してきた
見学じゃなくて、体験してきたのです。見たのではなく、全身で感じるための一時間半でした。
部屋に入って少しして、靴下を脱ぎました。裸足で床と壁と向き合うべきだと感じたから。平衡感覚を意識してみる。でこぼこ道を登る、降りる、歩く。不安定なところに寝転ぶ、座る。いつもと違う響きの音を聞く。硬い、柔らかい感触。いっぺんに目にはいるたくさんの色を脳内で居心地良く補正する。夕方の空の色に影響されて変わる部屋の色を見る。
見慣れた調和は一切ないけれど、混乱は、しない。なぜだろう。
と、よくわからない感想はおいといて写真を幾つか。
門を入ってすぐに見上げた外観。
天井からいっぱいぶら下がってる。家具もコンセントも吊るす。
床はでこぼこ。裸足で歩くとそのぼこぼこが土踏まずを刺激してきもちいい。
中心となる部屋の周囲に丸や四角のポッドみたいなお部屋がくっついてる。丸いポッドは中も球体。むすめはここでずーっと登ったり滑ったり。
中心にはキッチンとカウンター。周りの床はぼこぼこ。そして緩やかに傾斜している。たしかこの写真で左手から右手へと下る感じ。
少し暗くなるとまた印象が違う。
洗濯機置き場、シャワー、トイレが収まるポッドは、水場らしく青。
この部屋は、IKEAの子供部屋用の家具がよく似合う。ブランコみたいなチェアとか、ハンギングネットとか、丸いベッドの天蓋とか。この部屋に置いて欲しいと言いそうな家具がたくさん思い浮かぶ。そしてそのうちのいくつかは実際においてある。
三歳児が見学終わり頃に、
「もっと自由に動きたい、あれも触りたい、もっとたくさん遊びたい!」という主張でグズったのが印象的だった。
最後に入らせて頂いた部屋は、実際に使われてる事務所だったので、お邪魔にならない程度にと思って少し彼女の行動を制限したことが気に食わなかったらしい。
むすめは、本やPCや様々な実用品ででいっぱいの部屋をもっと体験したかったようだ。その気持ち、よくわかる。でも、君が触ると壊すから。。。
ということで、いしたにさん主催の三鷹天明反転住宅の見学会でした。告知記事はこちら、『あたらしい書斎』イベントというか、一畳敷(ICU)と三鷹天命反転住宅の見学会開催のお知らせ
良い企画を、ありがとうございました!
iPhone より