のーもあ理不尽
武蔵野市の三歳時検診で保育士さんがやってくれた、こどもに交通ルールを教える人形劇。
その中にとっても気になるセリフがあった。
「良い子のみんなは、横断歩道を渡るときは大きく手を上げましょうね。お父さんお母さんは恥ずかしいからやらないけれど。」
・・・言葉尻を捕まえるようで申し訳ないが、私たち大人は横断歩道を渡るとき、恥ずかしいから手を上げないのだろうか。
こどもは恥ずかしさに負けないよい子だから、手を上げるのだろうか。
いや、違う。こどもは小さく、車の運転席から見えづらいから手を上げるのだ。
だからむすめには、お家に帰ってからちゃんとそのように教えた。まだ一人で横断歩道なんてぜったい歩かせないから、ちょっと気が早いんだけどね。
身長が130cmくらいになったら手を挙げなくても良いかもしれない。そのかわり運転席の人の顔を見て、ここにいるんだよとアピールしたらいいよと、教えようかな。
と、なるべく理不尽にならないように、なるべく矛盾しないように、なるべくごまかさないように、親としてがんばってまいりたい。
大人の理不尽と矛盾とごまかしが大嫌いだった元こどもとして。