iQonっていうファッションサイトでコーディネートを作りつつ、このサイトのプチ研究してみた

ふぁっしょんせんすぜろなのに、何をやってんのかと七転八倒したいが、勇気を出して公開。

自分が着るわけじゃないと思ったら気が楽だ。

って、おされリア充気分が味わいたくてこんな辱めを受けているわけではなくて、日々新しいWebサービスの研究をしているわけなんです。そうなんです。

というわけで、iQonってなんのサイト?

iQON(アイコン)はオンライン上の人と人とのつながりから新しいファッションを発見できるソーシャルファッションサイトです。
だそうで、各ブランドから登録されている洋服や小物を使ってコーディネートした一枚絵を作って共有するサイトです。もちろんその洋服や小物はリアルに存在するもので、ECとつながっておりこのサイト経由で購入できます。

運営会社はVASILY。創業の経緯は「フジロック史上最高に売れなかったトラウマあり」 元バンドマン社長が作るファッションサイト「iQON」 (1/2) というITmedia記事になっています。すげえロックだ!もう超縁遠い世界だ!

「サイト経由でたくさんの女性がおしゃれになって、幸せにすることができたら、日本中に笑顔があふれるはず。東日本大震災で少し暗い雰囲気の日本を明るくできたらうれしい」――金山社長は元ロッカーらしく、熱く語っていた。
とか、もう、おされじゃなくてすいませんすいません。

自虐は置いといて、このサイトに感じたことメモ

ビジネスモデル関連

ECとの連携がうまく出来てる。EC経由売上のマージンやブランドコラボキャンペーンが収益の源泉なのかな?現在、DIESELやPARCOとのコラボキャンペーンを展開中なのだが、キャペーンサイトから一発でエディタに飛べて、そこからだと対象製品へのショートカットやキャンペーン詳細説明をいつでも確認できるようになってる。キャンペーン参加のハードルは低く良いインターフェース。そのブランドの新製品をひと通り見るチャンスでもあり、iQonのユーザ数なり、ユーザのファッション消費欲がそれなりにあれば(ありそうだし)よい宣伝媒体だろうと思う。

おされ版クックパッドみたいだなと思う。レシピを公開。ちきりんも「日本のレシピは世界に売れるコンテンツだ」的なことを書いていたけれど、他にも日本ならではの器用なorセンス良い個人がこつこつ作る系のクオリティの高さは集めたら売れるのかもしれない。pixiv?

サービス関連

「服」ありきすぎて、ぜんぜん「人」が見えない。iQonに限らずアパレル産業ほとんどに言えることだけれど。誰が着るかではなく、これにどれを合わせてどういうスタイルにするか?っていう視点。ここにある服全部着れる人なんてモデルしかいねーよ。大体パルコにある服ほとんどワンサイズとかどうなのかと。人が服に合わせろってか?以下、iQon関係無い若者向けアパレルブランドへのdisはこのへんにしときます。

UI関連

エディタのキャンパスエリアが空白過ぎてどこからどこまでが描画枠なのか不明。この四角の中に書いてね!というガイドラインが欲しい。正方形フレームをどこにおいたらいいかわからない。おかげで私の作ったコーディネートはなんだか左上寄せになってしまった。

洋服ぺたぺたはりつけるのはスクラップ欲が満たされて意外と楽しい。が、センスのなさがバレバレで恥ずかしい。

ブログや他サイトへのembed機能、ソーシャルへの投稿などちゃんとネット上での伝搬を考えた作りになってる。

わざとなのかわからないけど、ユーザやコーディネートのランキングがすぐに見つからなかった。参加するユーザが、新しいコーデを作りたい!と思うモチベーションってなんだろ?自分メモ、ならわかる。見て欲しい!の欲求がどこでどんなふうに満たされるだろうか?

洋服の探し方、もっと工夫の余地がありそうな。[ワンピース]カテゴリのページ数の多さ見て、色で絞ってもまだ多くて、「最初の数ページにあったものでいいや、めんどくせ」的なこの何かを何とかできたらなと。

元ネタサイト

上記インタビューにもあるけどpolvoreってサイトが元ネタ。以前けんすうさんがブログで「 これから日本でWebサービスやるなら、こんなのはどう?リスト」って記事を書いてて、そこにもpolyvoreは掲載されてた。この記事の後iQonを知ったので、けんすうさんがこの記事に書いてる物全部ベンチャーがサービス開始したなあと思ってけんすうさんさすが彗眼だなあと思った。

関連記事

前の記事へ

Googleが見た2011年動画

次の記事へ

はてなスターを貼ってみるテスト