「読むだけですっきりわかる日本史」で歴史苦手感が払拭できると良いな
歴史にとんと疎いのを、学生時代からずっと気にしていたんだけれど、何もせぬままはや10年。そんな中ふと目に留まった、積ん読状態の「読むだけですっきりわかる日本史」をひもといてみることにしました。
この本は、一冊で古代から現代までの日本史をひとつながりに書いており、各時代の扉にはその時代のトピックスがあるのが親切です。私のように浅くさらっと日本史を俯瞰したい人には良書。いま、やっと明治にたどり着いたところなのですが、ここまでの歴史を見るに、傀儡政権とその摂政の座を争う一族(大抵、弟と息子が争ってる)とその一族に婚姻で割り込む第三勢力ってのが何度も何度も出てきます。これが歴史は繰り返すという噂のアレですね。
強いて言うのであれば、既出の人物名は名字や名前を省略されるため、誰がどこの人間だったかわからなくなってしまうところが難点。息子に叔父にと複雑なのだから、人物相関図ももっと充実していると良かったなと。「この義時は、」とか突然言われても、「どちらの義時さん?」とページを繰って、「あー、はい北条さん所のね!」みたいな感じで再確認が多く不便なのがちょっと残念でした。私にもっと歴史の基礎知識があれば良いんだけどね。
読むだけですっきりわかる日本史 (宝島社文庫)
posted with AZlink at 2010.11.3
後藤武士
宝島社
売り上げランキング: 1009
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おすすめ度の平均:
子供向け普通
歴史の“流れ”を掴むのに最高の書
いい加減な知識で書かれた本である
さらさらと読めて勉強になりました